ハーブやアロマ、手作り石けん FlowerTailの森
のばらの村に流れているような、優しい時間の中で
楽しいレッスンができたらいいなあと思っています♡
《ハーブとの出会い》
もともと草花を育てるのが好きで、ハーブとの出会いもかなり古いものになります。
小学生の頃、毎月購入していた科学の本にタンポポ茶の作り方というのが載っていました。
それを読んだ私は、すぐに野原に駆けて行きタンポポの根を掘り出しました。
お湯で煎じて作ったそのお茶は、とても口にして美味しいと言えるものではありませんでした。
けれど、子どもながらに自然の草花の中にある不思議さに魅せられたのを今でもはっきりと覚えています。
本格的にハーブについて学び始めたきっかけは、30年くらい前から春と秋の花粉症に
ひどく悩まされるようになってからです。
症状を軽くするための鼻の噴霧器、目の点眼薬、耳の塗り薬、喉のうがい薬は欠かせず
内服薬も1日分を合わせると、片手いっぱいになっていました。
その量の多さに恐ろしくなり、なんとか自然の力で治せないかと考えるようになりました。
そんな時に思い出したのが、今でいうところのハーブティーやアロマセラピーでした。
《ハーブのある生活》
ハーブのある生活を送っているといっても、何か特別なことをしているというわけではありません。
花粉症の季節が近づいてきたなと思ったら、エキナセアやエルダーフラワー、ネトルなどのハーブティーを
ブレンドして飲むようにしています。花粉症を抑え込むというのではなく、植物の力を借りながら
体質を改善して症状を軽くし、うまく付き合っているというようなイメージです。
健康になりたい美しくなりたいと願いながらも、いつの間にか多くの化学物質にどっぷりとつかっている私たちです。
ハーブを活用しながら生活に生かしていくということは、自分にも自然にも優しいことだと思っているので
もっともっと広めていく、お手伝いができればと考えています。
《ハーブの正しい知識を持つことの大切さ》
しかし、ハーブは優しいだけではなく危険な面も持ち合わせています。
どういうことかというと、ハーブティーは体によいからといって何でもどんな組み合わせでも
飲んでもよいとは限りません。例えばセントジョンズワートは「サンシャインサプリメント」と呼ばれていて
軽いうつ病や不眠にも良いとされてきました。
しかし、長期間服用しないことや薬との相互作用もあることでも知られています。
正しい使い方や禁忌事項をきちんと理解したうえで活用していく、人に勧めていくということが
とても重要になってくると思います。
そのためには、これからも更にハーブのことを学んで正しい知識を身に着けたいと考えています。
《質の良い物》
また、ハーブやアロマセラピーに生かせる素材そのも
のを選ぶことも、とても大切だと思います。
手作り石鹸を例にとると、体にとてもよいと言われて
いますが何でもよいわけではありません。
作り手の思いはもちろんですが、良質なオイル、良質
な精油があってこそ使い心地のよい優しい石鹸が作れ
るからです。
石鹸を作れるようになってすぐの頃は、手作りできる
ことが嬉しくて親戚やお友だちにもプレゼントしてい
ました。しかし、英国流のシンプルな生活、イギリス
で学んだスローコスメなど「ハーブのある暮らし」を
提案されている春木浩子先生が作られたAggie’s Soap
Lavenderと出会ったとき、その違いに驚き愕然として
しまいました。今まで私が作っていたものは、いった
い何だったのだろうと・・・本当に質の良い石鹸と自
分が作っていた石鹸とは、そのくらいの差があったの
でした。
《これからのハーブのある生活》
ハーブやアロマセラピーを積極的に取り入れるようになってから、春と秋の花粉症の季節になっても
病院に行くということはなくなりました。ということは、毎日片手一杯の薬を飲む必要もありません。
今はハーブのおかげをいただきながら、楽しく生活しています。
35年間という長い時間を、教師という立場で子どもたちの教育に従事してきましたが、
早期退職を機に、これから更に学びを深め良質な素材を使いながら多くの方々に自然に優しい
ハーブを使った手作りの物の使い心地や、そのよさを知ってもらいたい。そして、豊かな生活を送る
お手伝いができたらと思っています。